2023.12.28
Conda + Miniforge3でM1 MacのPython開発環境を構築する
概要
M1 MacにPythonの開発環境を構築することになったため、今回はConda + Miniforge3で構築してみます。
開発環境の構築について、M1 Macの場合はどのツールで構築するのが良さそうかの比較材料として、以下のページを参考にしました。
Qiita - Pythonのパッケージ管理ベストプラクティス
手順
Miniforge3のインストール
PythonのパッケージマネージャーであるMiniforge3をインストールします。
まずは以下のページからMiniforge3-MacOSX-arm64というインストーラーをダウンロードします。
GitHub - conda-forge/miniforge
ダウンロードしたインストーラーを実行します。
bash_____terminal_____cd ~/Downloads
bash Miniforge3-MacOSX-arm64.sh
Enter or yesで進めていきます。
インストールが終わったら conda info
を実行してインストールできたことを確認しておきます。
仮想環境の作成
続いて、pythonのバージョンとその環境で使用できるパッケージを切り替えられるようにするため、Condaで仮想環境を作成します。
bash_____terminal_____conda create --name <environment-name> python=<version-of-python>
仮想環境の有効化
以下のコマンドで任意の仮想環境を有効化できます。
bash_____terminal_____conda activate <environment-name>
base環境に戻る
以下のコマンドで現在の仮想環境を不活性化してbase環境に戻れます。
bash_____terminal_____conda deactivate
パッケージ管理
パッケージのインストール
以下のコマンドで任意のパッケージを仮想環境にインストールできます。
bash_____terminal_____conda install <package-name>
上記のコマンドではconda-forgeリポジトリからパッケージをインストールしますが、conda-forgeに存在しないパッケージはpipでインストールします。
bash_____terminal_____pip install <package-name>
requirements.txtを作成
以下のコマンドで仮想環境内のパッケージリストからrequirements.txtを作成できます。
bash_____terminal_____conda list -e > requirements.txt
まとめ
今回はホストPCに仮想環境を作成して開発環境を構築する方法をまとめました。
Pythonの利用頻度が上がってきたらDockerコンテナを使ってより使い捨てが簡単になるようにしていきたいと思います。